【伝統と革新の歩み】 5歳で筆を持ち、以来長い間、書道の世界に身を置いてきました。国内有数の展覧会で研鑽を積み、楷書、隷書、篆書、さらには文字の起源である象形文字や石鼓文に至るまで、古典の技法を深く追求してまいりました。
【カラーブラッシュアートの誕生】 長年の修練の中で、墨一色の表現に留まらない「文字の生命力」を可視化したいという想いが募り、独自の技法「カラーブラッシュアート」を確立しました。アクリル絵の具を用いた鮮やかな色彩、金縁による立体的な造形、そして和紙をちぎり背景を描くことで、文字を一つの「物語」として再構築しています。
【これからの展望】 「伝統的な書道の腕」という揺るぎない土台の上に、現代的な感性を融合させる。それは、古の文字を現代の空間に解き放つ挑戦でもあります。単なる文字を超え、見る人の心に物語を届ける表現を追求し続けています。
日本の美と心を世界へ
5歳から筆を持ち、半世紀以上にわたり日本の伝統書道と向き合ってきました。楷書から石鼓文まで、古典の技法を深く追求する中で私が辿り着いたのは、墨一色の世界を超えた「命の色彩」です。
カラーブラッシュアートは、長年培った確かな「書」の骨格に、鮮やかな色彩と立体的な造形、そして物語性を融合させた新しい視覚芸術です。腱鞘炎になるほどの情熱を注ぎ、文字を縁取ることで生まれる三次元の表情は、文字が本来持つ精神性を現代の空間に解き放ちます。
伝統を重んじながらも、既存の枠組みにとらわれず、日本の美学を「今の時代」の表現として世界へ届けること。それが、カラーブラッシュアートに込めた私の願いです。